2008 Fiscal Year Annual Research Report
ユーザの潜在的意図を用いたレス・コンシャス情報検索基盤の構築
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20300039
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| Research Institution | University of Hyogo |
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Principal Investigator |
角谷 和俊 University of Hyogo, 環境人間学部, 教授 (60314499)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
湯本 高行 兵庫県立大学, 工学研究科, 助教 (20453152)
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| Keywords | 情報検索 / WWW / コンテンツ統合 / マルチメディア |
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| Research Abstract |
(a)メディア・インタラクションに基づく潜在的意図抽出方式
(a-1)メディア操作からのユーザ意図抽出
ユーザのコンテンツに対する,検索を意識していないインタラクション(操作)を用いて,最小粒度の原子意図とそれらが結合した複合意図のマルチレイヤ構造を設計することでユーザの様々な意図を柔軟に記述し,自動的に情報を検索し,提示する方式を開発した.また,映像コンテンツなどに対する視聴インタラクションのモデル化の方式を検討し,「コンテンツ蓄積サーバ」により管理している様々なメディアを用いて評価実験を行った.
(a-2)ユーザ意図のゆらぎに対応した複数意図抽出
意図のゆらぎに対応したユーザ意図モデルの構築とWeb閲覧履歴からの抽出方式を開発した.ユーザ意図のゆらぎを複数のユーザ意図を用いることで表現するモデルを構築し,それをWebの閲覧履歴から抽出するアルゴリズムを開発した.評価は主にWeb履歴の区間毎に抽出された意図をユーザに提示し,それがユーザ意図に一致しているかを判定することによって行った.
(b)自動質問生成によるレス・コンシャス型情報検索方式
(b-1)メディア横断型クエリフリー検索
研究課題(a-1)で設計した意図階層のマルチレイヤ構造を用いて,任意のメディア操作から抽出された意図を,異種のコンテンツの閲覧・視聴・編集動作などヘメディアを横断して伝播させる意図のメタモデルを開発した.また,「ソフトウェア開発用PC」によりプロトタイプシステムを作成し,実際のデータを用いて方式の有効性を検証した.
(b-2)ユーザ意図を利用した背後検索手法
研究課題(a-2)で開発した手法を利用し,複数のユーザ意図を用いた背後検索について研究を行った.具体的には,クエリ生成,検索実行,検索結果取得のタイミングについて検討した.また,複数ユーザ意図から得られた複数の検索結果集合の関係を考慮し,各意図の違いが明確になるように検索結果に対してリランキングを行うアルゴリズムを開発した.
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