2008 Fiscal Year Annual Research Report
液晶型テーブルトップシステムとその応用に関する研究
Project/Area Number |
20300045
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
小池 英樹 The University of Electro-Communications, 大学院・情報システム学研究科, 教授 (70234664)
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Keywords | 液晶ディスプレイ / 偏光フィルタ / 波長板 / 透明バーコード |
Research Abstract |
本研究ではLCDと偏光フィルムの組み合わせによる偏光特性に着目し,大画面LCDを水平に設置した液晶型テーブルトップシステムとその応用に関する研究を行った.具体的には以下を行った. (1) 液晶型テーブルトップにおける手指認識技術の開発 偏光フィルムをカメラに取り付けることで,LCD画像を遮断しつつ,手指は認識可能とした.この結果,背景差分等の処理が高速に行えた.高速度カメラを用いて指先の高速な動きを追跡可能となった. (2) 同システム上における透明バーコードシステムの開発 光学的等方性をもつ無色の透明フィルムと波長板を交互に並べることで,人間には透明に見えるが,上述した偏光フィルム付きカメラには白黒パターンとして見えるバーコードを開発した. (3) これらを用いた応用システムの開発 手指認識システムと透明バーコードを用いて,3種類のMagicLensシステム,翻訳システム,地図システム,画像フィルタシステムを開発した. 本研究は幾つかの国際学会および国内学会で成果発表を行った.
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Research Products
(4 results)