2008 Fiscal Year Annual Research Report
テレビ・コンテンツ分析の情報記号論的研究と批評プラットフォームの制作
Project/Area Number |
20300091
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石田 英敬 The University of Tokyo, 大学院・情報学環, 教授 (70212892)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉見 俊哉 東京大学, 大学院・情報学環, 教授 (40201040)
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Keywords | 情報学 / 記号論音 / メディア論鮎 / コンテンツ分析 / テレビ研究 / 認知テクノロジ炉 / アーカイブ研究 / 情報記号論 |
Research Abstract |
テレビ・コンテンツ分析の1青報記号論的研究を体系化し、IT環境上にテレビ番組アーカイブとリンクし複数の「批評モジュール」から構成されるコンテンツ分析の批評プラットフォーム「CriticalPLATEAU」の制作を行うものである。 機器環境の整備を一通り終えて、システム開発作業を実施して次の成果をあげた。 「テレビ分析の知恵の樹」に加えて、テレビ番組の記号分析のための映像解析およびメタデータ付与の批評ツール「タイムラインLignes de temps」(フランス・ポンピドゥーセンターIRIの開発)を改良して「日本語版」を制作した。この日本語版はIRIよりフリーウエアとして配布が開始された。IRIにおいて08年6月パリでワークショップを開催した。 トピックマップ・システム「知のコンシェルジェ」(日立システムアンドサービス社)を知識共有のためのネットワークに採用し大規模なテレビ番組アーカイブとしてNHKアーカイブスの活用をNHK放送文化研究所と共同研究を実施し「認知テクノロジー」に関するシンポジウムを09年1月に開催した。フランスのINAのアーカイブ開発部長を招聘して09年3月国際シンポジウムを開催した。 テレビ・コンテンツの「意味批判の知」(=「批評の知」)を構造化してアーカイブ学と結びつけ、テレビ番組デジタル・アーカイブの理想的な構想と構築のための「情報の組織化」に役立てるCritical PlateauプロジェクトをめぐってフランスIRIと計5回の月例ビデオ会議を実施した
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