Research Abstract |
我々は、可変型遺伝子トラップクローンデータベース『EGTC』を構築し、全世界に公開している。本研究は、トラップしたプロキーターの発現プロファイルを作成し、ライブラリー化することを目的としている。 平成22年度は、31ラインについて、ヘテロ接合体マウス(アダルト)の各種臓器のホールマウントX-gal染色を行ない、デジタルカメラを用いて高精細画像の取得を行なった。また、解析した発現プロファイルデータを日本実験動物学会で発表した。平成20~22年度の3年間でトータル84クローンの解析を行った。 さらに、EGTCのクローン詳細情報ページの中に「Expression Information」というコーナーを新設し、X-gal染色を行った各種臓器の写真を平成22年6月から公開している。平成23年4月25日現在、63クローンの発現プロファイルデータをEGTCに登録している。今はどのラインにX-gal染色データが登録されているか分からない状態なので、簡単に探せる様に検索機能のバージョンアップを近日中に行う予定である。 以下に、平成22年度中にX-gal染色を行なったトラップマウスラインと、そのトラップした遺伝子を列記する。21-W76(Srr),21-W116(Cirh1a),21-W138(Ubiad1),21-W191(Cab391),21-W199(Dicer1),21-W201(Stag1),21-W230(Lrrc8d),21-W244(Dcakd),21-W251(Nudt4),21-W282(Arf3),21-W286(Map2k2),21-W290(Nbr1),21-W303(Parvb),21-W315(Rai14),21-W333(Wbscr16),21-W358(Svil),21-W359(Nhej1),21-W371(Ang),21-W373(Slc38a2),21-W377(Zfp13),21-W392(6820),21-W399(Srebf2),21-W411(Ndufa12),21-W414(St3ga14),21-W419(Slc45a3),21-W456(Ppat),21-W473(Slc38a4),21-W478(Epn2),21-W480(Wdr20a),21-W496(Cd9),21-KBW131(Suclg2)。
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