2009 Fiscal Year Annual Research Report
Cybernetic orthosisの開発とニューロ・リハビリテーション
Project/Area Number |
20300198
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
原 行弘 Nippon Medical School, 医学部, 教授 (20198899)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村岡 慶裕 独立行政法人国立病院機構村山医療センター, 臨床研究センター, 室長 (10338254)
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Keywords | リハビリテーション / 神経科学 / 脳神経疾患 / 機能的電気刺激 / 医療・福祉 |
Research Abstract |
小型携帯型の筋電比例式機能的電気刺激装置(パワーアシストタイプ)を、イクシスリサーチ社に製作を契約書をかわし依頼した。プロトタイプの製作からイクシスリサーチ社と意見交換を行い、大きさ4×7cm、厚さ1cmの小型携帯型基盤が完成し、前腕部にフィッティングのよいスリーブ(レオタードの素材で作製)のデザインを考案し、小型携帯型基盤と表面電極を装着できるように作製した。特にスリーブの内側にはメッシュ素材の布を装着し、表面電極の固定位置を変えられるようにしてある。昨年度の試作品で問題であった装着の困難さを解決するため、スリーブを装着してから開窓式の表面電極の固定部分を装着する二段階装着方式とし、表面電極が常に一定の位置に固定されて標的筋肉のモーターポイントに接触するように作製されている。電気刺激装置のチャンネル1は、同一の電極で筋電信号記録と電気刺激を兼用するチャンネルである。記録電極は1チャンネルであるが、電気刺激は2チャンネル以上の同時刺激が可能となるように設定する。筋電信号記録はノイズや電気刺激自体の影響を受けず、筋肉からの筋電信号のみをピックアップできるように回路が設定され、筋電信号をピックアップする感度と電気刺激強度は自由に可変設定可能である。いまだ若干の動作不安定性があり、電気刺激回路の設定変更を考慮する必要性が考慮された。
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