2008 Fiscal Year Annual Research Report
幼児の運動能力における時代推移と発達促進のための実践的介入
Project/Area Number |
20300204
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Research Institution | National Institute of Fitness and Sports in Kanoya |
Principal Investigator |
森 司朗 National Institute of Fitness and Sports in Kanoya, 体育学部, 教授 (80200369)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉原 隆 十文字学園女子大学, 人間生活学部, 教授 (60015724)
吉田 伊津美 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (30335955)
筒井 清次郎 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (00175465)
鈴木 康弘 常磐短期大学, 幼児教育保育学科, 准教授 (50298296)
中本 浩揮 鹿屋体育大学, 体育学部, 講師 (10423732)
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Keywords | 幼児 / 運動能力 / 時代推移 / 動き / 園環境 / 家庭環境 |
Research Abstract |
本年度は、幼児の運動能力検査の全国規模の調査をおこなった。具体的には、北海道から沖縄にいたる全国の幼稚園・保育所の中から地域別の就園児数に基づき幼稚園・保育所を抽出し、調査を依頼した結果、110か所の幼稚園・保育所の承諾が得られ、承諾のあった園の4・5・6歳児の男児5791人、女児5535人の合計11326人を対象に調査を行った。調査に関しては、全国を地区ごとのブロックに分け、各ブロックに調査内容を熟知した調査協力者を依頼し、調査対象となっ た幼稚園・保育所との調整・連絡をお願いした。調査内容は、「幼児の運動能力検査」、「幼稚園・保育所の園環境」、「家庭での遊びに関する調査」、「クラス担任調査」の4つを行った。「幼児の運動能力検査」は、東京教育大学体育心理学研究室作成の運動能力検査を改定したものを実施し、検査結果をとおして、最近の幼児の運動発達傾向を明らかにすることを目的として行った。同時に、幼児の運動能力低下の背景にある日常的な運動習慣やそれに影響する生活環境要因を明らかにするために、幼稚園と家庭近隣の遊び場などの物理的環境や幼稚園と家庭の教育方針などの社会・心理的環境について「幼稚園・保育所の園環境」及び「家庭での遊びの様子」の調査を行った。さらに、幼児の運動能力の低下と園での動きとの関連を明らかにするために、幼稚園・保育所での各クラスの担任に対して「クラス担任調査」として最近一週間の各クラスの子どもたちの運動パターンに関する調査をおこなった。本年度は調査の結果得られたそれぞれのデータを回収し、調査行った幼稚園・保育所に対して、今回の運動能力の全国平均と各幼稚園・保育所のそれぞれの結果に関して一次報告書を作成し、送付を行った。
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