2010 Fiscal Year Annual Research Report
後期高齢者にも有効な脚筋力養成型ウォーキング手法の開発と健康づくり応用
Project/Area Number |
20300206
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
川初 清典 北海道大学, 北翔大学北方圏生涯スポーツ研究センター, 研究員 (80026822)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 馨 北海道大学, 医学部, 教授 (80133718)
清水 孝一 北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (30125322)
横山 眞太郎 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90002279)
竹田 唯史 北翔大学, 生涯スポーツ学部, 教授 (10320574)
山本 敬三 北翔大学, 生涯学習システム学部, 准教授 (00405698)
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Keywords | ウォーキング / 筋電図 / 動作分析 / トレーニング / 高齢者 / 酸素摂取量 / 心拍数 / 床反力 |
Research Abstract |
後期高齢者の健康生活の充実・延伸を見据えた運動手法を開発・応用して要医療期の短縮化に貢献し、世界の長寿先端の我が国が先がけて研究・マニュアル化する課題を目的とした。具体的には、健全にして最期まで可能な運動はウォーキングであると考え1) 運動形態学的な観点から前期・後期双方の高齢者にも可能となる脚筋力養成かつ骨格系強化型のウォーキング・フォームを先ず考案し、概念化し、2) には、考案手法の有効性を運動生理学的・バイオメカニクス的に検証し、3) には、考案手法の実践・応用試験によって獲得効果を量的に明示し、国内外の同様の実践状況を調査することとしていた。 成果として、目的1) には、下肢各関節屈曲型の着地で踏み込み、後方脚を蹴り伸ばして上体・身体重心が前方の踏み込み脚に乗り上がって前進する負荷型歩行法を考案した(ヒップストライド)。2) には、1) のヒップストライドの負荷態様を歩行フォームと身体重心移動、酸素摂取量、心拍数、床反力、下肢筋筋電図によって計測し通常歩行の態様と比較・検討し、筋トレ型ウォーキング手法としての有効性を確認した。3) には、1) の手法のノルディックウォーキング応用、また、その水中ウォーキング応用を実験的に試験し酸素摂取量、心拍数、筋電図などから生体負荷の反応を調べた。そして心臓リハビリテーションメニューへの応用性を認めた。アルプスのウォーキングロードの整備状況・利用状況を調査し、西欧人が本研究で科学的に体系化しつつある歩行手法を取り入れたバカンスの健康づくりの実践状況を調べ、本考案手法の普及に向けた資料を収集した。
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Research Products
(38 results)