2009 Fiscal Year Annual Research Report
亜熱帯島嶼地域における子どもの身体活動量増強のための実態把握と介入調査研究
Project/Area Number |
20300221
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
小林 稔 University of the Ryukyus, 教育学部, 准教授 (70336353)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高倉 実 国立大学法人琉球大学, 医学部, 教授 (70163186)
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Keywords | 介入 / 健康心理 / ヘルスプロモーション / 子ども / 身体活動量 / 生活習慣 |
Research Abstract |
平成20年度における本研究の主な目的は、亜熱帯島嶼地域の子どもたちの夏季と冬季における身体活動量の比較であったが、平成21年度においては、都市部(東京都)と離島部の子どもの身体活動量の比較である。 研究方法について、調査対象は、都市部として東京都内の小学校5年生(男子60名,女子60名計120名)及び沖縄県本島那覇市内及びその周辺に在住する小学校5年生(男子60名,女子60名計120名)及び沖縄県離島部に在住する小学校5年生(男子60名,女子60名計120名)であった。調査時期に関して、平成21年10月中旬に実施した。調査内容とその手続きに関して、(1)身体活動量(歩数,運動量,総消費量)については、生活習慣記録機(スズケン社製Lifecorder Plus)を起床直後から就寝直前まで1週間にわたって調査対象児童に可能な限り装着させた。装着期間終了後、直ちに,アプリケーションソフト「ライフライザー05コーチ」を用い,身体活動量の解析を行った。同時に、ライフスタイルに関する質問紙調査をすべての児童に対して装着期間中に実施した。倫理面での配慮として調査開始前に研究の趣旨説明を実施すると同時に子ども・保護者・教員に対して調査拒否ができること。ならびに調査拒否を行っても何ら不利益にならないことを文書にて十分に説明し、調査協力の承諾を得た。結果、平日、夏季調査では男子において1日あたり総消費量が1885.5kcalであったのに対し冬季では2034.8kcalであった。同じく歩数でも、16781.5歩と17164.8歩であり、数量は冬季が上回ったが、女子はその逆の結果が出ており、夏季、冬季の間で身体活動量に大きな差異は見られなかった。
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Research Products
(3 results)