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2008 Fiscal Year Annual Research Report

運動に伴う免疫系の変動のメカニズムとその意義に関する研究

Research Project

Project/Area Number 20300226
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

永富 良一  Tohoku University, 大学院・医工学研究科, 教授 (20208028)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 神崎 展  東北大学, 大学院・医工学研究科, 准教授 (10272262)
Keywords骨格筋 / KC / 筋損傷 / 腸管 / HSP / TLR4 / 平滑筋 / 収縮性
Research Abstract

1) マウス骨格筋収縮・運動に伴うサイトカイン・ケモカイン産生
ア) 分化誘導させた培養骨格筋細胞C2C12にパルス電気刺激を行い、電気刺激により発現が増加するmRNAをマイクロアレーで分析した結果IL-6、LIXおよびKCの発現が有意に増加した。
イ) 麻酔下マウスの下腿筋群を電気刺激により強縮させるのと同時にモーターで強制背屈させ筋損傷を誘導した場合と、強制背屈なしに単に電気刺激を行ったときの骨格筋組織KCの発現の変化を比較した。電気刺激を行わないマウスの下腿筋を対照といた。培養骨格筋細胞とは異なり、KCmRNAは対照マウスの下腿筋にも検出され、損傷の有無にかかわらずKCが発現していることがわかった。しかし骨格筋から検出されるKCタンパクは検出限界を上回る程度であり、条件間の差はみられず、好中球の動員に関与しているかどうかは不明である。
2) マウス運動時の腸管粘膜免疫系の解析
大腸粘膜上皮の上皮防御的に働くHSP70の発現は腸内細菌に依存する。グラム陰性菌のLPSがその主要な因子であることは先行研究で明らかになっている。しかしLPSを認識するTLR4は上皮に発現がみられず、大腸では粘膜固有層に発現していることが明らかになった。そこで粘膜固有層の平滑筋の単離を試み、上皮マーカーが陰性で平滑筋細胞で同定される複数のマーカーが陽性の継代培養可能な細胞群を得た。しかし単離直後はTLR4の発現がみられたが、培養を進めるにしたがって失われることがわかった。また粘膜上皮を剥離し、固有層および縦走および輪状の筋層を採取しマグヌス管内で平滑筋の収縮性を評価するシステムを確立した。TLR4の発現とそれを介した平滑筋の収縮性と平滑筋そのものからのサイトカイン分泌を解析する予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2008

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] Contractile C_2C_<12>, myotube model for studying exercise-inducible responses in skeletal muscle2008

    • Author(s)
      Nedachi T
    • Journal Title

      Am J Physiol Endocrinol metab 295

      Pages: E1191-E1204

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] ストレスによる大腸上皮HSP70発現と蠕動運動の影響2008

    • Author(s)
      松生香里
    • Organizer
      日本体力医学会
    • Place of Presentation
      別府
    • Year and Date
      2008-09-18

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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