2010 Fiscal Year Annual Research Report
生活習慣病克服と健康寿命延伸のための生活習慣改善に関する総合的エビデンス確立事業
Project/Area Number |
20300227
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
曽根 博仁 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (30312846)
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Keywords | 生活習慣病 / 糖尿病 / 肥満 / メタアナリシス / ヒストリカル・コホート |
Research Abstract |
生活習慣病の発症ならびに進行増悪に対する生活習慣の影響を実地診療現場で利用できるエビデンスとして確立することが本研究のゴールである。本年度は、8つのサブプロジェクトのうち、昨年度から引き続いて実施している、サブプロジェクト[4]中高齢者におけるより効率的な生活習慣病検診システムの開発-健診蓄積データを活用した効率的な生活習慣病・動脈硬化疾患予知システムの開発、サブプロジェクト[5]すでに生活習慣病を有する中高齡者の二次予防エズデンスの確立-糖尿病をモデルにした合併症の二次予防のための生活習慣療法エビデンスの確立、サブプロジェクト[6]高齡者の健康寿命延伸のための生活習慣改善エビデンスの確立、サブプロジェクト[7]生活習慣・健康科学情報の適切な広報・報道・教育法の開発、も実施した。サブプロジェクト[1]既存の生活習慣研究の定量的メタアナリシスによるエビテンス化-定量的メタアナリシス手法を用いた生活習慣療法の最上位エビデンスの創成-についても、さらに新たな成果が追加された。今年度も、糖尿病、脳卒中、心疾患、腎疾患などの食事、運動、薬物療について、多くの有用なエビデンスを英文国際誌、海外主幹学会に発表することができた。同時にそれらは、NHKなどのテレビ、毎日新聞などの全国誌、通信社ニュースなどのインターネット、雑誌などのメディアを通じて広く紹介され、国民保健に一定程度の寄与ができたものと考えものと考えられる。今後、これらを元にとたさらに深化した検討がさらに予定されている。
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Research Products
(92 results)