2008 Fiscal Year Annual Research Report
動脈硬化性疾患の発症に直結する新規バイオマーカーの発見と早期診断・治療法の開発
Project/Area Number |
20300232
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Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
池田 康行 National Cardiovascular Center Research Institute, 病因部, 室長 (90176107)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高木 敦子 国立循環器病センター(研究所), 薬理部, 室長 (90179416)
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Keywords | リポ蛋白リパーゼ / 高トリグリセリド血症 / 動脈硬化症 / バイオマーカー / メタボリックシンドローム / マクロファージ |
Research Abstract |
【少量の血液検体からバイオマーカー蛋白を特異的に定量できるサンドイッチELISA(E__-nzyme-L__-inked I__-mmunosorbent A__-ssay:酵素免疫測定法)系の確立(池田/高木)】 我々は、動脈硬化の発症に直結する新規バイオマーカー蛋白質をヒト流血中より発見した。この蛋白をイオン交換カラム、アフィニティカラム、疎水性カラムおよびゲルろ過法の組合せにより、分離精製した。精製蛋白をマウスに免疫し、本蛋白に対して、特異的なモノクローナル抗体を2種類作成した。それぞれのモノクローナル抗体は、本蛋白に対して、異なる抗原部位を認識することができる。それ故、バイオマーカー蛋白をサンドイッチすることが可能となった。モノクローナル抗体Aを96穴プレイトに結合させる固定化抗体として使用し、他のモノクローナル抗体Bを酵素(HRP,horseradish peroxidase)標識し、サンドイッチELISA法の開発をおこなっている。 【健常人および動脈硬化既往歴者の血液におけるバイオマーカー蛋白の濃度定量(池田/高木)】 バイオマーカー蛋白を本蛋白に対するモノクローナル抗体力ラムにて、健常者2名および動脈硬化既往歴者2名から精製し、SDS電気泳動およびウエスタンブロット法により解析した結果、健常者からは、この蛋白はほとんど検出できなかったが、動脈硬化既往歴者において、十分量のバイオマーカー蛋白が検出された。現在、サンドイッチELISA法により、定量できる系の開発を行っている。
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Research Products
(2 results)