2008 Fiscal Year Annual Research Report
開発途上国の理数科教員研修カリキュラム開発とその効果に関する実証的研究
Project/Area Number |
20300258
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
池田 秀雄 Hiroshima University, 大学院・国際協力研究科, 教授 (50112165)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
馬場 卓也 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 准教授 (00335720)
清水 欽也 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 准教授 (70325132)
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Keywords | 理科教員研修 / カリキュラム開発 / 開発途上国 / フィリピン / バングラデシュ / ザンビア / ウガンダ / ガーナ |
Research Abstract |
本年度は、フィリピン、バンクラデシュ、ザンビアにおいて相手先との研究調整、セミナー、教員研修カリキュラム開発等を実施した。 フィリピンにおいては、化学を中心として生徒の学力調査を合わせて実施し、教員研修の効果について実証的に検証することを開始した。あわせて、国際理科学力調査の記述テスト結果から、フィリピンの生徒の誤認識の解析を行ったを。 バングラデシュについては、小学校第5学年の理科について、シラバス・教科書分析、教師用指導書作成を行い、教員研修を実施してその改良を次年度以降に計画している。また、現地の教員が行っている理科授業の分析を行った。その結果、バングラデシュの理科教員は、教師中心で暗記による教え込みが強いことが明らかとなった。この結果は、今後の教員研修における研修内の改善のための示唆として重要でザンビアにおいては、ザンビア大学と連携してザンビアの理数科カリキュラム分析を実施し、ザンビア大学においてセミナーを実施した。また、日本人学生4名をフィールドワークとしてザンビアに派遣し、それそれ現地調査を継続している。 以上のほかに、ウガンダに学生を派遣して初等学校における環境教育に関する調査を行った。また、ガーナに学生を派遣して中等学校における理科授業の分析を実施した。 本研究は3ヵ年計画の初年度にあたり、研究結果の一部を学会発表した。
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Research Products
(3 results)