2008 Fiscal Year Annual Research Report
アルゴリズムからプログラミングまでを対象とする学習者支援・教師支援総合型教育環境
Project/Area Number |
20300267
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
伊東 幸宏 Shizuoka University, 創造科学技術大学院, 教授 (20193526)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
酒井 三四郎 静岡大学, 情報学部, 教授 (70170553)
小西 達裕 静岡大学, 情報学部, 准教授 (30234800)
祓川 友宏 静岡大学, 情報学部, 准教授 (90324326)
小暮 悟 静岡大学, 情報学部, 助教 (40359758)
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Keywords | プログラミング教育支援 / アルゴリズム教育 / 教師支援システム / プログラム半自動評価 / アルゴリズムの視覚化 |
Research Abstract |
(1)アルゴリズムアナライザの設計に関する基礎的検討 研究代表者らがこれまでに開発したシステムにはポインタ変数を用いて実装される抽象データ型の変化を扱う機構がないため、これを実現した。すなわちポインタ変数に対する操作のシミュレート手法を開発し、また抽象データ型の世界モデル表現と、世界モデルの変化を観測する機構を開発した。成果は国際会議ICCE2008にて発表した(11.参照)。 (2)模範アルゴリズム自動生成機構の設計 半自動評価システムの評価基準である模範アルゴリズムの作成支援のために、学生プログラムのソースコードからアルゴリズム記述を生成する機構を設計開発した。 (3)典型的バグに対する半自動コメント付与機構の設計 システムにあらかじめ典型的バグとそれに対するコメントのテンプレートを与えておき、教師がレポートを添削する際、典型的バグを認識して自動的にコメントを付与する機構を開発することにより、教師の労力の低減をはかる。そのために標準アルゴリズムとの差異が類似している学習者プログラムを検出する機構を構築した。 (4) 教師支援ツール群(プログラム半自動評価器、評価結果ビューワ、学習データ管理システム)のユーザビリティ改善のための機能拡張を行った。 (5)講義や参考書で学んだアルゴリズムの理解内容を外化させて理解を深めさせるため、テストデータに対するアルゴリズムの振舞いをGUIに対する操作によって再現させ、その正誤を判定する機構を構築した。
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Research Products
(3 results)