2011 Fiscal Year Annual Research Report
教師の専門性を継続的に発達支援する学校学習システムに関する実証的研究
Project/Area Number |
20300275
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
野嶋 栄一郎 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20000086)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
生田 孝至 新潟大学, 教育人間科学部, 教授 (20018823)
浅田 匡 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (00184143)
澤邉 潤 新潟大学, 教育・学生支援機構, 特任助教 (30613583)
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Keywords | 校内研修 / 職能発達 / 学校システム |
Research Abstract |
本研究は、館山市立北条小学校の教育システムにもとづく持続可能な教育実践システムの提案と、Capacity Building概念をベースとした学校と大学との連携の事例-早稲田大学人間科学学術院と所沢市立明峰小学校、所沢市立北小学校-の2つの実践研究にもとづいている。 北条小学校の事例研究においては、「生活の中で実現される学力」という独自の学力観を達成するための学校システムが構築されており、そのために「北条プラン」、「統合学習」、「カリキュラム管理室」のような独自のカリキュラムや機能を必要としている。これらの機能を有機的に連携し、実効あるものにするための独自の運用・検証システムが確立されていった。これを仮に複合的に機能する「プラン検証システム」と呼ぶ。このプラン検証システムの中に、それらの中枢に位置する「学年会」が存在する。これは、学年ごとに週1回開催されるカリキュラム開発、授業実践、プラン検証、並びに教員同士の情報の共有を目的とした会議体である。北条小学校の教育システムは、このプラン検証システムが学校運営の根幹をなしている。注目すべきは、このシステムが「教員を育てる」という意味においても十二分にその機能を発揮している可能性を内包していることである。今後は、この可能性を確実な実証に持ち込むことである。 もう一つの研究であるCapacity Building概念をベースとした学校と大学との連携の事例研究は、明峰小学校、北小学校の2小学校をフィールドとして早稲田大学人間科学学術院浅田匡ゼミの学生がインターンシップを旨として週1回教室の授業に加わり、教育実践を支援するとともに,その支援をもとにしたリフレクションを実施してきた。本年度は、この営みの中で生じた学生自身の変化、成長の様相を把握することが第一の目的であった。次年度は、このインターンシップと教師の成長をテーマに取り上げる。
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Research Products
(4 results)