2008 Fiscal Year Annual Research Report
遠隔協調支援のための委任ポインタ機能の研究開発と評価
Project/Area Number |
20300280
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Research Institution | National Institute of Multimedia Education |
Principal Investigator |
大澤 範高 National Institute of Multimedia Education, 研究開発部, 教授 (30251721)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 喜美夫 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (40249925)
浅井 紀久夫 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 准教授 (90290874)
寺尾 裕子 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (10210957)
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Keywords | 遠隔協調 / テレポインタ / 委任 / 投票 / AJAX / 遠隔講義 / 線画描画 |
Research Abstract |
多人数が参加し、相互に通信が可能な学習環境において、多人数の協調を支援する委任ポインタを提案し、その機能を有する遠隔協調学習支援システムを開発し、そのシステムを用いて委任ポインタの効果および有効性を実験的および実践的に検証することを本研究の目的としている。 委任ポインタ(delegate pointer)は、個々のテレポインタの制御者(所有者)が自らのテレポインタの制御権を他者に委任する(「ポインタの重み」を投票する)機能をもったポインタである。他者のテレポインタの上で自分のマウスカーソルをクリックする操作による委任(投票)を基本とし、投票を行うことによって、投票先のテレポインタに重みが移動し、自分のテレポインタは表示されなくなる。 これまでの研究において開発してきたWebブラウザで動作するAJAX(Asynchronous JavaScript and XML)技術を利用した2次元ポインタ、線画描画の多地点での共有機能を有するプロトタイプシステムを基に、委任ポインタの基本機能を実現した。また、被験者を雇用して予備実験を実施し、ポインタ表現の特徴を明らかにした。さらに、海外等との日本語講義において委任ポインタ機能を評価するための基礎データを収集する際に必要な、ポインタ機能を活用できる日本語教育の遠隔講義教材の基本版を作成した。 学術論文誌に1編、国際会議で1件の発表を行った。また、国際会議において最新動向の査を行った。
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Research Products
(2 results)