2009 Fiscal Year Annual Research Report
船舶搭載高感度雲レーダによる全地球規模の雲分布観測と解析
Project/Area Number |
20310005
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
鷹野 敏明 Chiba University, 大学院・工学研究科, 准教授 (40183058)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高村 民雄 環境リモートセンシング研究センター, 教授 (40272356)
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Keywords | 雲分布 / ミリ波レーダ / リモートセンシング / 気候変動 / 海洋気象 / 大気水循環 / FM-CWレーダ / 自然現象観測予測 |
Research Abstract |
1.「全地球規模の雲雨の観測」と「地球規模での雲分布解析」 我々は2004~8年にかけて、数回にわたって(独)海洋研究開発機構(JAMSTEC)の海洋地球研究船「みらい」に我々の高感度高分解能ミリ波雲レーダ「FALCON-I」を搭載した雲観測を実施してきた。観測した海域は、太平洋のほとんどの海域、およびベーリング海、北極海、インド洋で、季節も春から冬まで全体にわたっている。これらの観測結果を解析した結果、北極海と西部熱帯太平洋では、雲の高度分布に明確な違い:北極海では雲頂高度が11km程度に留まっているが西部太平洋では15kmに達すること、季節が春から夏になると雲頂高度が上昇すること、などが明らかになった。また、沖縄での観測データについて、FALCON-Iと衛星搭載のミリ波雲レーダであるCloudSATのデータを比較し、両者の同周波数のデータが同様の雲構造を問ら得ていることを明らかにした。 2.「走査型ミリ波レーダFALCON-IIIの開発」 高感度高分解能ミリ波レーダFALCONの特徴を生かして、走査型のレーダ開発を開始している。今年度は、昨年度に行った走査型レーダの必要性能についての検討・設計を基にFAKCON-IIIの基本性能を決定し、走査用アンテナ架台の製作と、これを用いた開発調整作業と試験観測を行った。
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[Presentation] タイのピマイにおける大気エアロゾル(その2)、-化学組成の特性-2009
Author(s)
鶴田治雄, J.Chotpitayasunon, P.Khatxi, 高村民雄, 須藤重人, 米村正一郎, 世良耕一郎, 斉藤義弘, 白砂裕一郎, 平野耕一郎, 早坂忠裕, 中島映至
Organizer
大気環境学会年会
Place of Presentation
慶応義塾大学(東京都)
Year and Date
2009-09-16
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