2010 Fiscal Year Annual Research Report
地球環境負荷とモビリティ・ディバイドを回避可能な途上国大都市の土地利用・交通戦略
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20310024
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| Research Institution | Nagoya University |
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Principal Investigator |
林 良嗣 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (00133091)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 英樹 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (10212101)
加藤 博和 名古屋大学, 環境学研究科, 准教授 (90293646)
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| Keywords | 環境影響評価 / 環境政策 / 環境マネジメント / 途上国 / モビリティ・ディバイド |
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| Research Abstract |
本研究では、途上国大都市の持続性を担保する交通戦略の導入・実践に向けた諸課題を整理し、解決のための政策転換の戦略と政策をシステマティックに見出す方法を作り上げることを目的とした。
今年度は、「交通・環境に関する都市間比較データベースの構築」「バックキャスティングに基づく環境持続型交通・都市構造戦略の立案」について実施した。
そのために、1)各国・都市の経済発展段階に対応したモータリゼーション・都市化進展状況、2)自動車・公共交通機関の環境負荷排出低減技術やインフラ整備のレベル、3)施策の実現可能性から見た社会的意識や組織整備状況の評価、を軸となる概念として整理を行った。さらに、各段階に応じて必要な交通施設整備、公共交通・パラトランジット網の組織化、ITS・信号制御・道路関連法規等の交通管理システム整備について、日本や欧米の過去の経験を元に、途上国大都市の状況に合った施策パッケージを提案できる知識ベースとした。
また、これまでの研究成果を総合し、都市を持続可能とする交通・都市戦略のロードマップを具体的に作成する方法論を構築し、対象都市に適用した。その際、ベンチマーキングシステムを活用し、設定した項目が順調に達成できているかどうか、またそのために各種施策がどの程度実施できているか、を確認できる進行管理手法を合わせて整備した。
なお、本研究に関して、国内外における学会発表を多数行うなど、研究成果についても積極的に発信している。
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