2008 Fiscal Year Annual Research Report
環境的に持続可能な交通に向けたパッケージ型交通施策に関する研究
Project/Area Number |
20310028
|
Research Institution | Hiroshima Institute of Technology |
Principal Investigator |
青山 吉隆 Hiroshima Institute of Technology, 環境学部, 教授 (80035633)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今川 朱美 広島工業大学, 工学部, 助教 (10399751)
|
Keywords | 環境と社会 / 持続可能な交通 |
Research Abstract |
本申請研究の目的は、環境的に持続可能な交通に向けたパッケージ型交通施策について、都市内交通施策パッケージの効果検証、および公共交通機関への支持・維持を構成する市民の合意形成を促進するソフト政策を検証することにある。本研究目的を達成するために、1)各都市の特性を踏まえた上で、複数の交通施策を組み合わせたパッケージ型交通施策の相乗効果を検証すること、2)公共交通の機能面や有効性に留まらず、イメージ、身近さ、象徴性といった点から、市民から公共交通運営に持続的な支持を獲得する要因を抽出すること、の2点の課題を掲げている。 本年度は、文献調査による国内外におけるパッケージ施策の整理を行った。まず、国内外の既往調査のとりまとめ、国内を中心としたパッケージ施策と相乗効果に関する整理を実施した。また、オランダ・ドイツ・フランスにて現地調査を実施し、パッケージ型交通施策の相乗効果を検証するために、欧州諸都市においてLRTが導入されている都市を対象に、総合交通施策について、「どのような交通施策の組み合わせが有効だと考えられて」、「どのような交通施策の組み合わせが採用されているのか」、また、「その効果を検証したものがあるのか」、といった点に関係する文献調査および現地調査を実施した。
|