2009 Fiscal Year Annual Research Report
統合型国際経済・交通政策評価モデルに基づく国際交通ネットワーク戦略立案の支援方策
Project/Area Number |
20310084
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
家田 仁 The University of Tokyo, 大学院・工学系研究科, 教授 (90168089)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 恒昭 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20292881)
清水 哲夫 東京大学, 大学院・工学系研究科, 准教授 (40272679)
花岡 伸也 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (90467027)
柴崎 隆一 国土技術政策総合研究所, 港湾研究部, 主任研究官 (50323514)
渡部 富博 国土技術政策総合研究所, 港湾研究部, 港湾システム研究室長 (10356040)
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Keywords | 政策評価 / 国際交通 / 国際経済 / ネットワーク / 戦略策定 |
Research Abstract |
交付期間内の研究目的に挙げた項目のうち,21年度は以下の点につき検討した. 1)統合型国際経済・交通政策評価モデルの完成にあたって必要となる以下の個別課題の解決 (3)輸送機関分担を内包し,国際RORO船・フェリーを考慮した貨物流動モデルの取り込み わが国を含む東アジア地域を対象に,道路・鉄道・フェリー/RORO・海上コンテナ輸送の各モードを内包したマルチモードの国際物流モデルを構築した.ただし,フェリー/ROROについてはアセアン地域のみを対象としている.また個別事例として,タイ・マレーシア間の越境輸送を対象に,輸送機関の選択要因に関する検討を行った. (5)モデルの動学化に向けた検討 20年度に構築した将来貿易額推計モデルに,20年度に行ったデルファイ調査(研究目的1)の(1)に基づいて設定された将来シナリオを入力し,シナリオ別の貿易額予測値を算出した.また,貿易数量の増大につながる貿易費用低減をもたらす自由貿易協定と貿易円滑化の政策効果について検討した. 2)アジア共通交通政策立案に向けた個別プロジェクトの定量的評価と国際交通ネットワーク構築の支援 (2)検討対象プロジェクトに関する詳細情報の収集 東南アジア,中央アジア,ロシア,バングラデシュ等を対象に現地調査や文献調査を実施した.また,日中韓の港湾政策に関するレビューを行い,港湾の集中度について国際比較を行った. (3)総合型評価モデルを活用した個別プロジェクトの定量的評価 アセアン地域を対象に,物流インフラ主要プロジェクト(全79プロジェクト)を対象に,2020年の貨物需要を入力して政策の有無別の物流シミュレーションを実施し,輸送費用の削減効果等について検討した.
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Research Products
(18 results)