2010 Fiscal Year Annual Research Report
統合型国際経済・交通政策評価モデルに基づく国際交通ネットワーク戦略立案の支援方策
Project/Area Number |
20310084
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
家田 仁 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (90168089)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
花岡 伸也 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 准教授 (90467027)
柴崎 隆一 国土技術政策総合研究所, 港湾研究部, 主任研究官 (50323514)
渡部 富博 国土技術政策総合研究所, 港湾研究部, 港湾システム研究室長 (10356040)
阿部 一知 東京電機大学, 工学部, 教授 (60339067)
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Keywords | 政策評価 / 国際交通 / 国際経済 / 物流 / シミュレーションモデル / 東アジア |
Research Abstract |
・北東アジア地域における国際RORO船・フェリーも考慮した貨物流動モデルを構築し,北部九州-韓国・中国間のRORO船・フェリー航路を対象に現状再現性を確認したうえで,利用促進・誘致政策等の実施シミュレーションを行い,政策の効果を確認した. ・昨年度までに構築した将来貿易額推計モデルを改良し,国際経済だけでなく国際交通に関する将来シナリオも反映した国際貨物量の予測値を算出した. ・中国北部~モンゴル間の国際貨物輸送(越境輸送)を対象に,トラック/鉄道の選択結果から貨物の時間価値の推計を行った. ・APEC地域にフォーカスした貿易・貨物流動の将来シミュレーションを実施し,加盟各国や地域全体の貿易額や港湾取扱量の予測が可能であることを示した. ・マラッカ海峡長期封鎖による海上輸送の迂回シミュレーションを実施し,その結果,封鎖されたとしても東側は東南アジア地域に向けて開かれたままのシンガポール港よりも,海峡封鎖時は巨大な内湾の港と化すマレー半島西側やスマトラ島に位置する港湾の方が多大な影響を受け,代替交通路としてマレー半島やスマトラ島を横断する陸上交通が増加することなどが示された.
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Research Products
(6 results)