2008 Fiscal Year Annual Research Report
イスラム世界の形成過程におけるアラブ音楽創出メカニズムの解明
Project/Area Number |
20320032
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
水野 信男 Hyogo University of Teacher Education, 学校教育研究科, 名誉教授 (50032511)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀内 正樹 成蹊大学, 文学部, 教授 (10209281)
小田 淳一 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (10177230)
西尾 哲夫 国立民族学博物館, 民族文化研究部, 教授 (90221473)
斎藤 完 山口大学, 教育学部, 准教授 (10403635)
青柳 孝洋 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (10377690)
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Keywords | 民族音楽学 / 民俗学 / イスラム / アラブ音楽 / 音文化 / 表演文化 / 西アジア / 中東 |
Research Abstract |
研究代表者と研究分担者の合同会議は、国立民族学博物館共同研究会「アラブ世界における音文化のしくみ」(研究代表者:堀内正樹)とタイアップしながら実施した。あわせて、国立民族学博物館において、アラブ音楽のデータベース化をすすめた。 本研究の基盤をなすフィールドワークは、トルコ(斎藤)、レバノン、エジプト(青柳)、タンザニア、ザンジバル(小田)、モロッコ(堀内)、ヨーロッパ=パリ、ベルリン(水野、堀内、西尾)の各地でおこなった。 研究成果のおもなものとしては、「トルコ伝統音楽の現状調査」「レバノンのアラブ・ポップ最新事情の調査」「タンザニア、ザンジバル国立文書館のアフロ・アラビック音楽資料入手とその分析」「モロッコ、アンダルシア音楽理論の歴史的体系化」「ヨーロッパ各地の民族学博物館におけるイスラム関係資料展示状況の把握」「国立民族学博物館常設展示、西アジアコーナーのリニューアル(2009年3月オープン)」などがあげられる。 以上の野外調査とデスクワークを総合した研究成果は、いずれも、次年度以降のアラブ音楽創出メカニズムの解明に、重要な意義をもっている。 なお本研究の具体的成果は、20年度の関係学会で一部発表したが、さらに、本年度中に刊行予定の『アラブ世界の音文化--グローバル・コミュニケーションへのいざない』(仮題)に掲載予定の、研究代表者、研究分担者全員の各個論文に集約される。
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Research Products
(11 results)