2010 Fiscal Year Annual Research Report
イスラム世界の形成過程におけるアラブ音楽創出メカニズムの解明
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20320032
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
水野 信男 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 名誉教授 (50032511)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀内 正樹 成蹊大学, 文学部, 教授 (10209281)
小田 淳一 東京外国話大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (10177230)
西尾 哲夫 国立民族学博物館, 民族文化研究部, 教授 (90221473)
斎藤 完 山口大学, 教育学部, 准教授 (10403635)
青柳 孝洋 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (10377690)
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Keywords | アラベスク / イスラム / アラブ音楽 / 音文化 / 表演文化 / グローバル・コミュニケーション / 西アジア / 中東 |
Research Abstract |
1.平成22年度に、研究代表者および研究分担者が実施した海外現地調査は、以下のとおりである。(このほか、国内の研究所・博物館なども、随時訪問した。) (1)トルコ=イスタンブール音楽院(斎藤)(2)スペイン=グラナダ・ムデハル様式の建築(青柳)、(3)コモロ諸島=民話採集(小田)、(4)フランス=アラブ世界研究所、香港=オリエンタルダンス映像取材(水野、堀内、西尾)。なお各調査者は、現地調査にあわせて、それぞれの専門領域にかかわる資料・史料の収集もおこなった。 2.これらの現地調査をふまえた研究成果を、以下の研究会にて報告した。 (1)国立民族学博物館共同研究「中東的な人間関係のしくみ」(2)国立民族学博物館国際シンポジウム「アラビアンナイトのテクスト伝承」(3)研究代表者および研究分担者が所属する関連学会 3.上記1.および2.は、総じて、イスラム世界におけるアラブ音楽創出のプロセスの解明に、きわめて有効な示唆をあたえるものとなった。研究代表者、研究分担者は、これらの研究成果を、イスラム諸文化の研究の次のステップに応用することになろう。 4.研究代表者と研究分担者が、本研究に関連して出版した『アラブの音文化-グローバルコミュニケーションへのいざない』(2010.2)は、平成22年度の東洋音楽学会・田邊尚雄賞を受賞した。
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Research Products
(19 results)