2008 Fiscal Year Annual Research Report
ペルシア語説教テクストのデータ解析による神秘主義的表現世界に関する基礎研究
Project/Area Number |
20320053
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
藤井 守男 Tokyo University of Foreign Studies, 外国語学部, 教授 (90143619)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 あや乃 東京外国語大学, 外国語学部, 准教授 (60272613)
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Keywords | 外国文学 / ペルシア文学 / イスラム神秘主義 / ペルシア語説教テクスト / ペルシア語データベース / ペルシア神秘主義文学 / ペルシア語神秘主義テクスト |
Research Abstract |
今年度、本研究は、データ解析の対象となるペルシア語の説教講話テクスト『精霊の安らぎ』Rawh al-Arwahに関する学術的課題の検討を行った後、本テクストの入力作業を開始し、年度内にすべての本ペルシア語テクストデータの入力作業を完了した。これと平行して、本研究が目指す3つのペルシア語説教テクストの対比を行うための作業の一貫として、前科研で入力が完了した『神秘の開示』Kashfal-Asrarのテクストデータに対する校正情報の入力も鋭意進め、テクスト間の言語情報を操作する上で必要となる調整を開始した。研究代表者と研究分担者は、言語データの解析を土台として、ペルシア語説教テクストと神秘主義テクストとの関係解明を目指す本研究の目的と学術的意義に関連して、当該分野において、イラン国内で先端的な研究を進める研究者と意見交換を実施し、本研究に直接的に関わる最新情報の入手と、当該分野における最新の研究動向の把握を試みた。また年度内に、『精霊の安らぎ』に関する学術的知見を得るため、入力作業の確認と共に、検討の成果を研究に活かすべく、本研究分野に関わる研究者との研究会(2回)を持ち、今年度の研究成果の確認を行った。
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Research Products
(6 results)