2009 Fiscal Year Annual Research Report
インプット・アウトプットの処理を通した言語学習の認知神経メカニズム
Project/Area Number |
20320060
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
酒井 弘 Hiroshima University, 大学院・教育学研究科, 准教授 (50274030)
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Keywords | 言語学 / 実験系心理学 / 脳・神経 / 認知科学 / 第二言語習得研究 / 国際研究者交流 / 日本語教育 / 外国語教育 |
Research Abstract |
日本語学習者及び日本語母語話者を対象として,言語の処理・学習の両者に関わる認知神経メカニズムを探る研究を実施した.また,海外から関連分野の研究者を招聘して研究情報の提供を受け,意見交換を実施した.具体的な活動は次の通りである.(1)中山大学(中国)において,日本語学習者の動詞語彙概念の学習に関する実験研究を実施した.(2)日本語母語話者による文のアスペクト情報処理に関する事象関連電位計測実験を実施した.(3)日本語のアスペクト情報処理に関する研究成果を日本認知科学会学会誌に,日本語関係節処理に関する研究成果を国際学会Tokyo Conference on Psycholinguistics学会誌に掲載した.(4)言語科学会国際大会(東京電機大学)において,前年度に日本国内で実施した日本語学習者によるアスペクト情報処理研究及び動詞語彙概念学習研究の成果を発表した.(5)米国State University of New York at BuffaloからDouglas Roland教授,University of HawaiiからAmy Schafer教授を招聘し,心理言語学セミナー(広島大学)及び国際ワークショップMental Architecture for Processing and Learning of Language(九州大学)を開催して,文の統語構造処理研究に関する情報提供及び意見交換を実施した.(6)米国University of MarylandからColin Phillips教授を招聘し,日本英語学会第27回大会(大阪大学)においてシンポジウムを開催して,研究成果の発表と情報交換を実施した.
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Research Products
(13 results)