2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20320062
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Research Institution | Kobe City College of Nursing |
Principal Investigator |
藤代 節 Kobe City College of Nursing, 看護学部, 准教授 (30249940)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
庄垣内 正弘 京都産業大学, 文化学部, 教授 (60025088)
早津 惠美子 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (60228608)
沈 力 同志社大学, 文化情報学部, 教授 (90288605)
岸田 泰浩 大阪大学, 日本語日本文化教育センター, 准教授 (40273742)
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Keywords | 多重言語使用 / 言語接触 / アジア諸言語 / アルタイ諸語 / チベットビルマ諸語 / 言語生態 / コーカサス諸語 / アラビア語 |
Research Abstract |
21年度は、本科研課題に携わる研究代表者、分担者、連携研究者、研究協力者合計11名がそれぞれに分担した担当地域の諸言語について、昨年度までに把握した言語使用状況を踏まえ、引き続き、本研究課題である「多重言語使用」から「言語生態」を考えるというテーマに取り組んだ。年度末には、メンバーの大半が参加し、関連する他の科研プロジェクトグループと共同で公開研究会「アジア言語の研究-最新の報告-」(四科研合同研究会、2010年2月13日、京都大学文学研究科附属ユーラシア文化研究センター)に参加し、本年度の研究成果発表を行った。 21年度の実績として、今年度の各メンバーの実績内容を研究計画段階から設定している地域グループ毎に掲げる:(東/極東アジア)早津は主に現代日本語語彙研究及び諸言語の「語彙化」についての研究を行った。岸田(文)は江戸時代の朝鮮語学書にみる朝鮮語かな表記について、沈はGISを用いて言語の伝播と衰退について研究した。(中央アジア)庄垣内はウイグル文字表記された漢文を含むウイグル仏典の言語学研究を引き続き行い、角道*は中国内の蒙古系小言語の音声的特徴について、大崎紀子**はキルギス語の特に動詞派生接尾辞について、それぞれ言語接触の観点から研究を進めた。(北アジア)藤代はサバ語について、橋本勝**はモンゴル国の蒙古系言語について言語接触と二言語併用の観点から研究を進めた。(南アジア)澤田*はミャンマー国カチン州での野外調査を中心にチベットビルマ系諸語の文法語彙について調査研究を行った。(西アジア)岸田(泰)はコーカサス地域諸語に共有される文法的特徴について、近藤智子**はドバイ国に多言語使用状況並びに同地域のアラビア語若者ことばの調査分析を行った。 ※文中、*は連携研究者、**は「研究計画調書」に記載した研究協力者
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Research Products
(27 results)
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[Journal Article]2010
Author(s)
澤田英夫
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Journal Title
ロンウォー語の格標示形式『チベット=ビルマ系言語の文法現象1:格とその周辺』(澤田英夫編)(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
Pages: 175-212
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[Journal Article]2009
Author(s)
庄垣内正弘
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Journal Title
The Fanwangjing 梵網経(Brahmajla-stra) ; A Chinese text transcribed in the Uighur script.(『突厥語文学研究- 耿世民教授八十華誕記念文集』)(中央民族大学出版社)
Pages: 426-434
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[Journal Article]2009
Author(s)
岸田文隆
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Journal Title
語学書と歴史記録 ―早稲田大学服部文庫所蔵「朝鮮語訳」と対馬宗家文書との照合(『朝鮮半島のことばと社会―油谷幸利先生還暦記念論文集』)(明石書店)
Pages: 236-268
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[Presentation] 使役文の意味の再考2010
Author(s)
早津恵美子
Organizer
四科研合同研究会-アジア言語の研究 最新の報告-
Place of Presentation
ユーラシア文化研究センター(京都市)
Year and Date
2010-02-13
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