2008 Fiscal Year Annual Research Report
評価結果に基づき小・中学校教師とともに開発する英語授業・教材・指導法
Project/Area Number |
20320087
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
湯川 笑子 Ritsumeikan University, 文学部, 教授 (30309075)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小山 哲春 京都ノートルダム女子大学, 人間文化学部, 准教授 (60367977)
山岡 憲史 立命館大学, 教育開発推進機構, 教授 (90469114)
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Keywords | 小学校英語 / 評価 / リスニングテスト / スピーキングテスト / 小中連携 / コミュニケーション能力 / カリキュラム |
Research Abstract |
2008年度は、本研究の前段階での研究である科学研究費補助金基盤研究(B)17320090「評価を取り入れた小学校英語教育カリキュラム構築と中学校英語教育との連携」(研究代表者湯川笑子2005-7年度)の成果である最終報告を広く一般に普及すべく、最終報告書を大幅に加筆修正して出版した。上述の研究で構築したYTKリスニングテストをさらに改良し、一般に使えるものとして動画、静止画ともに収録しなおし、DVDに焼いて、解答用紙、アンケート用紙とともにこの本に添えることで一般に使用可能なものとした。(2009年3月三省堂出版『小学校英語で身につく英語コミュニケーション能力』)小学校英語で身につくコミュニケーション能力は中学生用の既存のテストでは測りにくい。本研究では特にスピーキングのアセスメントに工夫を凝らし、「scaffolding(足場)」を利用したテストとした点が、日本での小学生のテストには先行的な研究のないユニークなものとなっている。 また小学校英語授業向上のために支援を続けている京都府内の学校と連絡をとり、その現状把握、助言をしながら、カリキュラム、教材、教授法の整備に着手し始めた。『英語ノート(試作版)』も検討しながら、新学習指導要領下で5年生の指導に必要な教案、教材の試案作りを始めた。 YTKリスニングテスト改良版でのデータはさらに4校分収集し分析した。YTKスピーキングテストの信頼性と妥当性の検証をするためのデータを2校から収集した。これらの結果は2009年度にまとめ、発表していく。
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Research Products
(5 results)