2010 Fiscal Year Annual Research Report
評価結果に基づき小・中学校教師とともに開発する英語授業・教材・指導法
Project/Area Number |
20320087
|
Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
湯川 笑子 立命館大学, 文学部, 教授 (30309075)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小山 哲春 京都ノートルダム女子大学, 人間文化学部, 准教授 (60367977)
|
Keywords | 小学校英語 / 評価 / カリキュラム / 教材開発 / 指導法 / 動機 / 小中連携 |
Research Abstract |
2010年度は、1.カリキュラムの精選・開発、2.YTKリスニング・スピーキングを活用した研究、3.中学校1年生次の動機や学習行動、成績に関する質問紙調査を進めた。 1. については、付属校である立命館小学校での実践をふりかえるため、完成年度を迎えた第1期生の指導の4年間の軌跡を振り返るための報告書をひとまず内部資料として作成した。また、京都市内の朝鮮学校での英語指導実践が8年を経たことから、2009年度の年間指導案と指導方針、教材をまとめる指導案集を作った。小学校での英語指導の良しあしを判断するための授業分析シートをマニュアル化した。これらはみな限定部数を刷る報告書として作成した。 2. スピーキングテストについては、年度末の6年生の成果を測るために、また、リスニングテストについてはその他に、中学校1年生の入学時に診断テストとして活用し、前年度に比べてより多くの学校に採用していただいた。スピーキングテストのタスクとしての効用について論文を執筆したが、今年度の実施結果については2011年度にまとめる。リスニングテストについてはやや難しいヴァージョン2を大学院生とともに作成し、活用されている。 3. 質問紙調査の最初の成果をAsia TEFLで公開した。2010年度は公立中学校2校、私立中学校3校で複数回にわたって回収集した結果、私学では中学校1年次での動機の落ち込みは大変少ないか見られないことがわかってきた。公立中学校ではデータ収集回数が少ないのでまだはっきりとしたことはわからないものの、私立中学校とは異なるようである。
|
Research Products
(2 results)