2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20330039
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
渡会 勝義 Waseda University, 政治経済学術院, 教授 (80097196)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新村 聡 岡山大学, 大学院・社会文化科学研究科, 教授 (00167561)
江里口 拓 愛知県立大学, 文学部, 准教授 (60284478)
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Keywords | 経済思想史 / 経済学史 / 社会思想史 / 人口問題 / 貧困問題 / 社会政策 / 社会福祉 / 社会保障 |
Research Abstract |
分担者各自が本研究プロジェクトのテーマに沿って研究を行い、それぞれ学会発表等を行った。小峯敦(龍谷大学教授)は、本年度は協力研究者として参加した。そうした研究の成果の今年度の仕上げとして2010年3月8日早稲田大学において、国際シンポシウム「経済思想史における人口・貧困・福祉:国際比較」を、外国研究者3名を招聘し開催した。招聘外国研究者は、John Vint(Manchester Metropolitan University), Gilbert Faccarello(University of Paris 2),Mats Lundahl(Stockholm School of Economics)である。 3名の外国研究者と渡会、新村。江里口が、それぞれシンポシウム用にペーパーを用意し報告し、討論を行った。John Vintは賃金基金説に於ける人口・労働者福祉を、Gilbert Faocarelloはフランスの18-19世紀に於ける人口・貧困・福祉の経済思想を、Mats Lundahlはスウェーデンの経済思想史に於けるヴィクセルの人口・貧困論を、新村はスミスとヒュームにおける貧困と不平等の問題を、江里口はウェッブ夫妻のナショナル・ミニマム論を、渡会は日本の江戸時代の人口・貧困論を、それぞれ取り上げ論じた。 上記国際シンポシウムでは、イギリスの経済思想史における人口・貧困・福祉思想を論じ(新村、Vint、江里口)、それとフランス(Faccarello)、スウェーデン(Lundahl)、日本(渡会)のケースとを比較検討した。
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