2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20330053
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Research Institution | National Graduate Institute for Policy Studies |
Principal Investigator |
岡本 亮介 政策研究大学院大学, 政策研究科, 准教授 (60323945)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細江 宣裕 政策研究大学院大学, 政策研究科, 准教授 (60313483)
福島 隆司 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (30228887)
吉田 雄一郎 政策研究大学院大学, 政策研究科, 准教授 (70339919)
安田 洋祐 政策研究大学院大学, 政策研究科, 助教授 (70463966)
城所 幸弘 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (90283811)
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Keywords | 交通経済学 / 集積の経済 / ネットワーク |
Research Abstract |
本年度は、これまでに引き続いて、新たな研究手法や最新の研究動向に関する知見の獲得のために、定例の研究会を合計6回(各回では2つの研究報告を行う)、政策研究大学院大学において開催した。そこでは、温暖化の問題に関連した国際的な炭酸ガス排出の国境調整措置に関する貿易問題の理論的分析や、温暖化が引き起こすと予想されている洪水の被害額に関して東京地区を詳細に予測分析した研究、マイクロデータを用いて既存事業者と新規参入者の間で行動が異なるときの電力入札モデルを構築し、種々の競争促進政策がもたらす効果をシミュレーション分析した研究、あるいは、学力テストのデータを用いて少人数教育の効果を測定した研究、JAL-JASの経営統合効果の産業組織分析、都市集積の決定要因としてのSpatial Frictionの重要性に関する研究といった地域・空間経済やそれに関連する競争政策に関する報告を中心に研究報告が行われ、外部から招聘した討論者も含めて活発な討論が行われた。 研究代表者と分担者らによる個別の研究としては、空港の効率性を測定する方法について論じた研究(Oum,Yamaguchi,&Yoshida(2011))、および、日本の空港の効率性について検討した研究(Barros,Managi,&Yoshida(2011))、高速道路の料金政策に関して検討を加えた研究(城所(2011))、また、知識に関するスピルオーバーに関して特許のサイテーションについての情報を利用して分析した研究(Okamoto(2011))といったものを、主要な成果として挙げることができる。研究プロジェクトの最終年度であることを踏まえ、これらの成果をとりまとめつつ、本研究プロジェクトの成果をさらに発展させる方向性についても検討をおこなった。
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Research Products
(5 results)