2008 Fiscal Year Annual Research Report
ソーシャルワーク教育における研修方法とプログラムの開発に関する研究
Project/Area Number |
20330120
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Research Institution | Kyoto Prefectural University |
Principal Investigator |
中村 佐織 Kyoto Prefectural University, 公共政策学部, 教授 (80198209)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 順子 淑徳大学, 総合福祉学部, 教授 (30288443)
西梅 幸治 高知女子大学, 社会福祉学部, 講師 (00433392)
山口 真里 広島国際大学, 医療福祉学部, 講師 (70441566)
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Keywords | 社会福祉関係 / ソーシャルワーク / 社会福祉援助技術 |
Research Abstract |
本年度は、わが国および諸外国の文献収集とその整理や、研究代表者がすでに整理してきた研修の分析を中心に行ってきた。それらの考察に基づき、研究代表者らが岡山県立大学にて、「ソーシャルワークにおける現任教育の特徴(1)-富山県三団体合同研修でのアンケート調査の分析から-」としてその基礎研究の成果を報告し、研修の現状と研修を受ける人の意識状況を整理した(例えば、参加目的の特徴は(1)実践力のアップ、(2)具体的な課題解決など。また内容理解の特徴では、(1)生活理解力や、(2)支援過程の理解に困難性を感じているなど)。しかし、先行研究がまだ十分とはいえないため、この文献研究については次年度も継続して行う予定にしている。また、本年度の研究目的にあげている研修の分析については年度内で研究代表者および研究分担者が実施した、(1)社会福祉主事研修(神奈川)、(2)社会福祉士現任研修(沖縄、愛媛)、(3)現場実習指導者研修(広島)、(4)スクールソーシャルワーカー研修(高知)、(5)社会福祉士養成校協会中国・四国ブロックの教員研修(広島)、(6)主任介護支援専門員のスーパービジョン研修(千葉)、の比較検討を行った。特にそこでは、(1)共通要素の抽出(ソーシャルワークの基盤への焦点化)、(2)固有な特性の抽出(事例の取り扱い、プログラム展開、創造性)を明確にし、今後の課題を整理した。それをふまえて次年度がらは、各研究者同士が綿密な打ち合わせのもと、それぞれの研修方法の特徴を共有し、今後のプログラム開発に必要な教材、方法展開等について明確にしていく。なお、本研究のための事例作成については未着手のため、次年度の課題となった。
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Research Products
(5 results)