2010 Fiscal Year Self-evaluation Report
Comparative and Developmental Approach to mother-infant communication focusing fetal auditory experiences and cross-modal perception
Project/Area Number |
20330154
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Experimental psychology
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Research Institution | The University of Shiga Prefecture |
Principal Investigator |
TAKESHITA Hideko The University of Shiga Prefecture (90179630)
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Project Period (FY) |
2008 – 2011
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Keywords | 実験心理学 / 胎児 / 聴覚 / クロスモダル / 母親 / チンパンジー |
Research Abstract |
本研究では、胎児-新生児期の視聴覚世界の研究に比較認知発達研究の視点と方法を導入し、主として以下の4点を明らかにすることを目的として進めている。 (1)胎児は母親の声をそれ以外の声や音と識別することがわかっているが、声によって表現される母親の感情も識別することができるか。 (2)母親の声の識別は、胎外から届く声のうち母親の声の頻度が圧倒的に多いことが原因と考えられるが、母親以外の他者(父親や祖母)の声が頻繁に聞こえる日常生活があれば、これらの声の識別も生じるか。 (3)胎児期に識別の生じた対象には、出生後に聴覚-視覚のクロスモダル知覚が生じるか。 (4)以上で明らかになる胎児-新生児期の視聴覚特性の発達は、ヒトにもっとも近縁なチンパンジーとどのように共通し、どのように異なるか。
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Research Products
(9 results)