2008 Fiscal Year Annual Research Report
ユネスコの提起する世界遺産教育の教育内容と教育方法の創造
Project/Area Number |
20330185
|
Research Institution | Nara University of Education |
Principal Investigator |
田渕 五十生 Nara University of Education, 教育学部, 教授 (10179864)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
淡野 明彦 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (30127419)
森本 弘一 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (70243350)
山岸 公基 奈良教育大学, 教育学部, 准教授 (90242792)
岩本 廣美 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (40243349)
西山 厚 奈良国立博物館, 学芸課, 学芸部長 (10167570)
|
Keywords | 世界遺産教育 / WHE / ESD / ASP / ユネスコ教育 / ユネスコスクール / 教材開発 / 世界無形文化遺産 |
Research Abstract |
20年度の成果として、次の4点が挙げられる。 第一は、副読本、『奈良大好き世界遺産学習』(B-5版カラー印刷64ページ)を刊行し、奈良市の全小中学校に配布して、奈良市の全小学校で世界遺産教育を実践したことである。また、その教師用の『ティーチャーズガイドー』(A-4版54ページ)も作成した。 第二は、21年1月9日に「世界遺産学習実践研究会」を開催したことである。その要録『第2回世界遺産学習実践研究会・ユネスコスクール研修会・奈良教育大学ユネスコスクール教育実践研修会』A-474頁)には12本の実践報告が掲載され、参加者も354名に達した。 第三は、世界遺産教育の理論的な研究成果を複数の学術雑誌に発表したことである。その一つは、田渕五十生著「世界遺産教育の可能性-ESDを視野にいれて-」(『国際理解教育』15号2009)で、世界遺産教育についてはじめてパースペクティブを与えた論考である。その二は、淡野明彦著「世界遺産と観光に関する地理学的アプローチ「(『地理空間』第1巻第2号2008)である。 第四は、世界遺産教育の理論的、実践的研究の成果を複数の全国的な学会で発表したことである。その一つは、日本国際理解教育学会第18回大会での「特定課題研究」でのシンポジウム「ユネスコの動向を踏まえた日本の国際理解教育-世界遺産を切り口としたESD-」である。今一つは、第55回日本社会科教育学会での「課題研究」でのシンポジウム「持続可能な社会」である。いずれも研究代表の田渕がコーディネーターを務めた。
|