2009 Fiscal Year Annual Research Report
若者自立支援の課題と特別な教育的ニーズに関する総合的研究
Project/Area Number |
20330192
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
間宮 正幸 Hokkaido University, 大学院・教育学研究院, 教授 (70312329)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村澤 和多里 作新学院大学, 人間文化学部, 准教授 (80383090)
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Keywords | 韓国の若者(青少年)支援 / 青少年相談支援センター / 韓国の学校相談システム / 地域生活支援 / 成人発達障害者のライフヒストリー / 過疎地域高校卒業生の移行 / 職場での支援 |
Research Abstract |
第1の成果は、活躍めざましい韓国の若者(青少年)自立支援システム、支援実践、及び理論に関する知見を得たことである。平成21年8月に、全羅北道益山市農村部及び全羅北道青少年相談支援センター(全州市)の活動にかかる調査を行い、併せて、公州大學校での教育福祉に関する共同シンポジウムで報告と指定討論を行った。次いで、平成22年2月に、北海道大学において、<第1回日韓若者(青少年)自立支援検討共同シンポジウム>を主催し、韓国で最前線にいる研究者・実践家3氏を招いて互いに研究報告を行った。わが国から、ひきこもり、発達障害、地域支援について問題を提起した。韓国からは青少年総合相談院、光州広域市青少年相談支援センターの活動、韓国の学校相談の体系と教育実蹟、そしてインターネット中毒への対応の現状などが報告された。それぞれの国で若者自立支援の課題には独自の課題があり、わが国のひきこもり問題は独自の接近が必要であることが理解された。第2の成果は、我々が自ら関与してきた北海道労働局札幌学生職業センター・栃木若者サポートステーションのデータを得て分析したことである。第3の成果は、診断告知を受けた成人期発達障害者のライフヒストリー研究を行ったことである。さらに、10年前に過疎地域の高等学校でおこなった「人生イメージ調査」の協力者について、その後の「移行研究」を開始したことである。
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Research Products
(6 results)