2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20340049
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
浅井 祥仁 The University of Tokyo, 大学院・理学系研究科, 准教授 (60282505)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
出原 敏孝 福井大学, 遠赤外領域開発研究センター, 特任教授 (80020197)
齋藤 晴雄 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (60235059)
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Keywords | ポジトロニウム / 量子電磁気学 / テラヘルツ波 / 超微細構造 / ジャイロトロン |
Research Abstract |
今年度は、ガンマ線検出器(LaBr3シンチレーター)を製作し、以下に挙げる2つのテスト実験を行い、オルソポジトロニウムの遷移を確認した。平成21年度は、高周波のパワーを上げて共鳴曲線を測定する計画である。 (1)Zeeman効果を用いた3GHzの高周波を用いた実験:銅でRF空洞を製作し、期待通りのQ値や結合、冷却能力が得られていることを確認した。これにテストで50Wの高周波を印加し、1%の遷移確率でZeeman遷移がおこっていることを確認した。アンプのパワーを50Wに絞って、RFの制御が0.1%程度で出来る様なシステムを作った。現在アンプ出力を500W(計画値)にあげ、制御系が動作することを確認している。同時に現在一様性の精度70ppmをより一様にするための補償磁石の設計をおこなっている。 (2)203GHzミリ波を用いた直接遷移実験:メッシュ鏡面を用いた光学空洞のテストをおこない、期待通りfineness500が得られた。入力効率が予定より低い為、メッシュ鏡面の設計を変えて現在テスト行っている。鏡面を制御するピエゾシステムは計画通り作動している。またミリ波発生源のジャイロトロンは固定周波数で100Wの出力発生が可能になった。今年度、固定周波数(on peak)で世界で初めてのミリ波の直接遷移の観測を行う計画である。
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Research Products
(20 results)
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[Journal Article] Precision measurements of positronium decay rate and energy 1eve12008
Author(s)
S.Asai, Y.Kataoka, T.Kobayashi, T.Namba, T.Suehara, G.Akimoto, A.Ishida, M.M, Hashimoto, H.Saito, T.Idehara and M.Yoshida
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Journal Title
AIP conference Proceedings 1037
Pages: 43-55
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