2008 Fiscal Year Annual Research Report
バイオポリマー材料の低温プラズマプロセス技術の開発
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20340161
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| Research Institution | Shizuoka University |
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Principal Investigator |
永津 雅章 Shizuoka University, 創造科学技術大学院, 教授 (20155948)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荻野 明久 静岡大学, 創造科学技術大学院, 助教 (90377721)
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| Keywords | プラズマ / マイクロ波プラズマ / 大気圧放電プラズマ / バイオポリマー / 化学修飾 / プラズマ滅菌 / 真空紫外線 / アミノ酸 |
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| Research Abstract |
本研究では、低圧力マイクロ波放電プラズマおよび大気圧誘電体バリア放電などの熱的非平衡プラズマを用いたバイオポリマー材料表面における低温プロセス研究の開発、およびプラズマ科学とバイオ・テクノロジーを融合した新しい学際的研究分野の創成を目的としている。
平成20年度の主な研究成果は以下のとおりである。
(1)ポリマー材料表面の密着性および医療用各種ポリマー材料の生体適合性を向上させるためのプラズマ化学修飾に関する研究を実施し、OH基修飾によるポリマー表面の密着性の向上を確認した。また、アミノ基修飾によるヘパリンの固定化を実験的に検証した。
(2)生体適合性の優れたキトサンを用い、プラズマプロセスによるアミノ基修飾率導入に関する研究を実施した。アミノ基修飾に与えるイオン及び紫外線照射の効果を明らかにした。
(3)低圧力放電プラズマ滅菌実験により波長200nm以下の真空紫外域放射の効果を確認した。真空中と空気模擬ガス雰囲気中における真空紫外線照射による滅菌特性の比較より、ガス雰囲気では、紫外線励起により生成されたラジカルが相乗的に作用している可能性を示した。
(4)簡単な構造のペプチドを用いたプラズマ相互作用による機能不活化の検証実験を実施した。プラズマ処理によりペプチドの生物活性が失われることを確認し、分子組成との関係をXPS、NMRおよびTOF-MSにより明らかにした。
(5)上記研究で得られた成果は、学術論文に15編、国際会議に12件、国内学会に39件、発表を行った。
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Research Products
(68 results)
