2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20350033
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
角田 欣一 Gunma University, 大学院・工学研究科, 教授 (30175468)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉井 康彦 群馬大学, 工学院・大学総合研究所, 准教授 (90345108)
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Keywords | 液液光導波路 / マイクロチップ / 数値流体力学 / 粒子画像流速測定法 / 界曲反応 |
Research Abstract |
I)より安定で高精度な液液光導波路(LLW)装置の開発19年度に設計した装置を実際に製作し、LLWの安定性、操作性について実験面から評価した。これまでよりも安定で使いやすいLLWとなったが、さらに最適化を図る必要がある。 II)マイクロチップ型LLWの開発工学院大グループのマイクロマシン技術を応用することにより、PDMS製マイクロチップ型LLWを設計作製し、その基本特性の検討を行った。 III)数値流体力学(CFD)、粒子画像流速測定法(PIV)および蛍光プローブ法によるLLW のキャラクタリゼーションエ学院大においてLLWの流動計測のためのマイクロPIVシステムおよびマイクロレーザー誘起蛍光(LIF)測定システムの構築の構築を行い、基本的な性能評価を行った。その結果、十分にLLWの評価へ応用できる装置開発が可能となった。また、より複雑で現実のLLWに合った条件でのCFD計算を行うためにプログラムの作成を工学院大と群大が協力して行った。プログラムはほぼ完成したが、さらに細かな検討が必要であり、次年度への課題となった。 IV)LLWによる混じり合う溶媒間の界面における化学反応の観察ラジカル消去反応(アスコルビン酸によるDPPH(ラジカル)の消去反応を蛍光プローブの微量のローダミンBで検出する)を例にとり、特に、溶媒、流速など、LLWの様々なパラメーターを変化させて、反応に及ぼずそれらパラメーターの効果を観測・評価し、反応速度定数の算出など、反応の定量的な評価を行った。
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