2009 Fiscal Year Annual Research Report
光析出法を用いた硫化物半導体-酸化物半導体ダイレクトナノカップリングに関する研究
Project/Area Number |
20350097
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
多田 弘明 Kinki University, 理工学部, 教授 (60298990)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 久芳 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 教授 (40128690)
秋田 知樹 (独)産業技術総合研究所, ユビキタスエネルギー研究部門, 主任研究員 (80356344)
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Keywords | 酸化物半導体 / 硫化物半導体 / 光析出 / ダイレクトカップリング / 光触媒 / 太陽電池 |
Research Abstract |
平成21年度の研究成果は以下の通りである。 (1)光電気化学的な手法を用いてTiO_2上へのCdS光析出メカニズムを明らかにし、その成果を論文にまとめて公表した。 (2)新たに開発した表面修飾剤-アシスト光析出法を用いて、TiO_2上にサイズ制御されたPbS量子ドットを高速で析出させることに成功した。その他、MoSおよびAg_2Sナノ粒子もTiO_2表面に光析出させることができることを見出した。 (3)HRTEM観察・解析により、上記光析出物の同定を行うと共に、界面のキャラクタリゼーションを実施した。 (4)PLおよび光電流測定により、上記カップリング系において硫化物半導体量子ドットからTiO_2への可視光誘導界面電子移動が起きていることを明らかにした。 (5)DFT理論計算により、CdS/TiO_2カップリング系の電子構造に関する情報を得ることができた。現在、(2)-(5)の成果の一部を論文発表すべく準備を進めている。
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Research Products
(10 results)