2009 Fiscal Year Annual Research Report
ナノ材料をベースとする電気二重層キャパシタの開発と燃料電池とのハイブリッド利用
Project/Area Number |
20360129
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
大坪 昌久 University of Miyazaki, 工学部, 教授 (90041011)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木島 剛 宮崎大学, 工学部, 教授 (90040451)
迫田 達也 宮崎大学, 工学部, 准教授 (90310028)
本部 光幸 鹿児島工業高等專門学校, 電気電子工学科, 教授 (20370059)
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Keywords | ナノ材料 / 電気二重層キャパシタ / 燃料電池 / ハイブリッド |
Research Abstract |
電気二重層が形成される細孔径2~50nmのメソ孔を多く含む材料として、電気二重層キャパシタ(EDLC)の分極性電極に配合される導電性材料に表面官能基が制御されたケッチェンブラックを適用し、静電容量の評価を行った。その結果、充放電試験とサイクリックボルタンメトリー共に酸化反応、還元反応で酸素官能基の影響が強く現れ、静電容量の増加に繋ることを明らかにした。これらの成果は、国際学会IEEE T&D Asia Conference and Exposition2009で"Influence on Capacitance of EDLC by a Functional Group of a Conductive Material"として発表した。又、分極性電極中の活性炭の代わりとしてレゾルシノール系ナノカーボン材料を適用し、性能評価の実験を行った。その結果、レゾルシノール系ナノカーボン材料を使用したEDLCは活性炭をベースとするEDLCよりも高い静電容量を発揮することが分かった。これらの成果は英文ジャーナル"Materials chemistry and physics"に"Performance of electric double layer capacitors using nanocarbons produced from nanoparticles of resorcinol-formaldehyde polymers"として掲載された。また、EDLCと燃料電池をハイブリッドしたシミュレーションにおいて、燃料電池の内部パラメータの推定を行い、実測値とシミュレーション値が一致することを明らかにした。
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Research Products
(7 results)