2010 Fiscal Year Annual Research Report
核融合実験施設等統計的に変動する広帯域環境電磁界に対する人体安全性評価法の研究
Project/Area Number |
20360132
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Research Institution | National Institute for Fusion Science |
Principal Investigator |
宇田 達彦 核融合科学研究所, ヘリカル研究部, 教授 (50280590)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 修 名古屋工業大学, 工学研究科, 教授 (60135316)
王 健青 名古屋工業大学, 工学研究科, 教授 (70250694)
上村 佳嗣 宇都宮大学, 工学研究科, 准教授 (20233950)
西澤 邦秀 名古屋大学, アイソトープ総合センター, 名誉教授 (30022809)
河野 孝央 核融合科学研究所, ヘリカル研究部, 准教授 (20300733)
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Keywords | 電磁環境 / 電磁界生体影響 / 電磁環境測定 / プラズマ・核融合 / 磁場閉じ込め実験装置 / 電磁界機器影響 / 非電離放射線 / 安全管理技術 |
Research Abstract |
大型ヘリカル装置LHDで代表される磁場閉じ込めプラズマ核融合実験施設について、超広帯域及び統計的に変動する特徴を有する電磁環境の人体曝露量及び安全性評価法の確立を目的に研究した.核融合実験施設の静磁界・低周波電磁界からGHz帯高周波電磁界まで亘る超広帯域の電磁環境においてリアルタイム電磁環境測定システムを構築し、その特質を把握した.まず、装置から漏洩する静磁界を3軸式磁界プローブを用いて実験期間中連続測定した.高周波帯測定においては,プラズマ加熱用の高周波発信装置の近傍にバイコニカルアンテナを設置し、バースト的に発生する電磁界をリアルタイムスペクトル分析器により確率分布測定した.並行して、広帯域測定が可能な磁界プローブならびにスペクトル表示できる高感度磁界測定プローブによる連続的データ収集システムを構築した.さらに基準電波場で携帯式の電磁界モニターの曝露試験を行い、感度の周波数依存性や入射方向依存性を明確にした.以上によりリアルタイム監視計測が可能なシステムを構築できた.現状の核融合実験施設でも,基準レベルを超える環境が存在し、強力な電磁界が存在すると電磁界が互いに干渉し合い,各種電子機器に誤動作や精度に影響を与えたりする可能性がある.また,心臓ペースメーカの影響などに対処するため,電磁界と電子回路との相互結合の視点から影響の可能性を評価した.更に、人体への曝露強さを解析し,人体への影響強さと分布を検討した.これらの成果は国内学会や国際学会で発表し、国内外の学術雑誌にも投稿した
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Research Products
(14 results)