2009 Fiscal Year Annual Research Report
誘電泳動を利用した異種ナノ材料間界面の構築とセンシングデバイスへの応用
Project/Area Number |
20360184
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
末廣 純也 Kyushu University, 大学院・システム情報科学研究院, 教授 (70206382)
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Keywords | 誘電泳動 / カーボンナノチューブ / 界面 / パラジウムナノ粒子 / 水素センサ / エネルギー障壁 / 半導体ナノワイヤ / 自己組織化 |
Research Abstract |
【1】誘電泳動による金属・半導体カーボンナノチューブの分離とカーボンナノチューブガスセンサ高感度化への応用 (1)カーボンナノチューブに作用する誘電泳動がその電気的特性に依存することを利用して、金属カーボンナノチューブだけを選択的に誘電泳動集積する手法を検討した。 (2)理論計算より数10MHz以上の周波数では金属カーボンナノチューブが選択的に誘電泳動集積できる可能性があることを明らかにした。 (3)周波数を変化させて誘電泳動集積したカーボンナノチューブのラマン分光、電圧-電流特性の結果から、40MHzで誘電泳動集積した場合に、金属カーボンナノチューブの含有率が増加することがわかった。 【2】ゲルを用いた金属・半導体カーボンナノチューブの分離とカーボンナノチューブガスセンサ高感度化への応用 (1)ゲルを用いた金属・半導体カーボンナノチューブの分離法を応用し、予め同手法で分離したカーボンナノチューブを誘電泳動集積し、その物性を比較した。 (2)ラマン分光、電圧-電流特性、抵抗の温度依存性の結果から、ゲルを用いた金属・半導体カーボンナノチューブの分離法が有効であることを確認した。
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Research Products
(4 results)