2010 Fiscal Year Annual Research Report
合意形成型ローカルルールによる地方都市郊外部のまちづくりデザイン手法の提案
Project/Area Number |
20360273
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
鵤 心治 山口大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (30264071)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中園 眞人 山口大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (60164208)
多田村 克己 山口大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (30236533)
中出 文平 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (10172347)
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Keywords | まちづくり / 線引き / 地区計画 / 合意形成 / デザイン / ローカルルール / 優良田園住宅促進法 / 集落地域整備法 |
Research Abstract |
本研究は、郊外部の土地利用の課題を具体的制度活用と事業実施によって解消する方策について、関連する現行の制度、事業手法を取り上げてその課題と有効性を明らかにすると共に、地方都市郊外部で成立し得る合意形成型ローカルルールを基本とした誘導方策および事業手法を提案することを目的としている。 本年度の研究実績は下記の通りである。 (1)集落地域整備法適用地区(兵庫県加古川市)において、事業適用後の国と地方自治体の補助事業メニューを活用した田園環境マネージマント手法を提案し、対象地区の住民アンケートよりその有効性と実現可能性を考察した。 (2)戸建てコーポラティブ住宅開発実施地区(公社実施事例および民間事業者実施事例)の事業計画を比較検討した上で、具体の地域を設定し事業計画(事業体制、事業スケジュール、マーケティング分析、事業費)を提案した。 (3)線引き制度を廃止した都市(新居浜市)を対象として、廃止以降、現在までの開発件数、農地転用件数、空間的位置を調査し、統計解析により今後の開発予測を行い、メッシュマップにその可能性を示した上で土地利用コントロール手法を考察した。
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