2010 Fiscal Year Self-evaluation Report
Analysis of Key Factor in Fruit Ripening using DNA Array, Ripening Impaired Mutant and Transgenic Tomato
Project/Area Number |
20380022
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Horticulture/Landscape architecture
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
KUBO Yasutaka Okayama University, 大学院・自然科学研究科, 教授 (80167387)
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Project Period (FY) |
2008 – 2011
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Keywords | 果実成熟 / アレイ解析 / 形質転換 / 1-MCP / 転写因子 / トマト |
Research Abstract |
果実の成熟機構解明は、貯蔵・流通技術の開発・改善の鍵であるとともに、園芸生理研究の焦点の一つである。最近、トマトが果実のモデル作物として取り上げられ、国際協力の下にゲノム計画が進展しつつある。国内では筆者らも協力した変異体集団の作成やDNAアレイの整備、完全長cDNA収集、データベースの整備などが行われ、トマトにおいては多様な研究基盤が整ってきた。このような背景の下に、本研究は、(1)トマト果実成熟に関わる遺伝子を網羅的に解析し、その制御機構の全体像を把握すること、(2)成熟の引き金となる最初のエチレン生成を誘導する鍵因子を決定すること、(3)成熟進行における信号伝達系の系統整理と主要転写制御因子を決定することを目的とする先駆的試みである。本研究の特徴は、筆者らが独自に作出したエチレン不感受性形質転換体(エチレン信号伝達因子EIN3/EIL遺伝子をノックアウト)、変異体集団およびDNAアレイなどの新素材・技術を駆使して、多数の候補の中から成熟の鍵因子を検索し、形質転換技術を用いて決定することにある。本研究の成果は、果実生理研究における新局面を開くとともに、実用面でも果実品質の向上、流通・貯蔵技術の改善、高品質・長寿命品種の育成に直接的に貢献できる。
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