2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20380023
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture |
Principal Investigator |
鈴木 誠 Tokyo University of Agriculture, 地域環境科学部, 教授 (40147484)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
赤坂 信 千葉大学, 園芸学部, 教授 (30143267)
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Keywords | 造園 / 日本庭園 / 海外の日本庭園 / 姉妹都市 / 多国籍 / 国際貢献 / Japanese Garden / 日本文化紹介 |
Research Abstract |
「海外の日本庭園」の実態「いつ、どこに、だれが、どのように、どんな日本庭園」を造ってきたかは、(社)日本造園学会の調査により明らかになった。しかし、「なぜその日本庭園が必要で、どのように利用されているのか」、は明確にされていない。すなわち未解明である「海外の日本庭園の存在意義と担うべき役割」について、明らかにすることが本研究の目的である。最終的には、この研究成果を基づき、海外の日本庭園の管理・運営の向上と、それぞれの庭園相互のグローバルネットワークの構築に資することを目指している。以下が平成21年度中の研究実績概要である。 基本情報の再整理:(社)日本造園学会「海外の日本庭園」調査・刊行委員会(2001年~2005年)が収集蓄積した世界各地の日本庭園に関する情報の追加更新を実施した。 現地調査:イギリス・アイルランド、中国、メキシコなどの代表的日本庭園を対象に実施した。 成果公表:「国際社会における海外の日本庭園の評価-試論的考察」(日本造園学会関東支部大会)ほかを発表した。なお、成果公表準備(国際会議への審査付論文稿)として第47回IFLA世界大会(開催国:中国、2010年5月)、ECLAS2010(開催国:トルコ、2010年9月)へ論文投稿し採択されており、順次大会現地において発表を予定している。 グローバルネットワーク構築:アメリカ、ポートランド日本庭園協会専務理事を半年間受託研究員(日立カウンシル)として受け入れ、北米の日本庭園ネットワーク構築構想をまとめた。また、アメリカ、カナダからの日本庭園研究者、日本庭園管理者らと日本側関係者とで開催した、北米日本庭園協議会(North American Japanese Garden Insinuative、本部アメリカ、ポートランド)設立準備会(東京、2010年3月)の企画開催運営を支援し、今後の協力関係を築いた。
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Research Products
(4 results)