2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20380118
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
村本 光二 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 教授 (90157800)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 智久 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 准教授 (80240901)
永沼 孝子 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 助教 (50250733)
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Keywords | 生理活性 / 蛋白質 / 糖質 / 生体分子 / 生体機能利用 |
Research Abstract |
サケ科をはじめとする多くの魚類卵から単離したラムノース結合特異性レクチン(RBL)の生物機能の分子機構を解析し,微生物感染制御に応用することを研究の目的とした。シロサケから単離したCSL1~3は,それぞれ4量体,18量体,2量体であり,これらのレクチンのサブユニットは糖鎖認識結合ドメイン(CRD)の繰り返し構造を有しているが,構成サブユニット数と各レクチンの生理活性の強さには高い相関がみられた。そこでCRD機能の分子機構を明らかにするために,CSL1サブユニットの中で直列に繋がった3つのCRDの発現系を大腸菌を用いて構築した。CRDをコードする断片を増幅させ,N末端側にHisタグを有するpET-15bベクターにサブクローニングし,発現プラスミドpET-15b-CSL1N,CSL1M,およびCSL1Cを構築した。これらをE.coli BL21(DE3)に形質転換してリコンビナントCRDを発現させた。ニッケルキレートカラムで単離したリコンビナントCRDを1Mジチオスレイトールを含む6Mグアニジン塩酸塩に溶解後,アルギニン誘導体とグルタチオン酸化型/還元型を含む溶液中でリフォルディングを行った。リコンビナントCSL1N,CSL1M,CSL1Cをラムノースアフィニティーカラムでかけて精製し,各ドメインのCRD活性および免疫細胞におねる生体防御機能の分子機構を解析した。
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