2009 Fiscal Year Annual Research Report
共生微生物を利用した泥炭地におけるCO2吸収促進、N2O排出抑制技術の開発
Project/Area Number |
20380176
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
成澤 才彦 Ibaraki University, 農学部, 准教授 (90431650)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
太田 寛行 茨城大学, 農学部, 教授 (80168947)
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Keywords | 根部エンドファイト / 共生 / 生態 |
Research Abstract |
1.泥炭地でのDSEキー種の選定 泥炭地より頻繁に分離され、宿主植物に定着し生育促進効果を示すDSEとして,Phialocephala fortiniiを選抜した。同菌件や低温条件などの環境ストレス条件下においても宿主植物の生育をサポートし、主に宿主根の表皮組織に定着してい明らかとなった。 2.宿主主植物とDSEの相互作用を利用した育苗技術の開発 最適な栄養条件を検討するため、硝酸態窒素、バリン、およびNA:ネイチャーエイド(有機の液肥)の3種の異なる加した寒天培地を作成し、それぞれ窒素濃度を10mg/L、100mg/Lに調整した。Phialocephala fortiniiを寒天培地上で培養コロニー上に種子を直接播種し、3週間無菌的に植物の栽培を行った。栽培後、地上部の乾燥重量を求め、さらに葉緑た結果、DSE処理区の地上部バイオマス量は、窒素濃度がN100mg/Lの処理区および無窒素処理区で増加した。特に、は10mg/Lおよび100mg/L両濃度でバイオマス量が増加した。同様に葉緑素量もすべての処理区において増加した。 3.菌類(DSE)-バクテリア相互作用の解明 西南地方から分離されたDSE Veronaeopsis simplexが菌類-バクテリアの相互作用解明に最適な材料であることを明らかにした。内生(菌糸表面付近に定着しているものを含む)する細菌のコントロールは抗生物質が有効であった。また、T-RFLPによって細菌の群集構造解析を行ったところ、これらの細菌が複数種存在することが明らかになった。
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Research Products
(9 results)