2008 Fiscal Year Annual Research Report
疾患関連ILー6/STAT3シグナルの活性化とその制御に関する研究
Project/Area Number |
20390017
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
松田 正 Hokkaido University, 大学院・薬学研究院, 教授 (20212219)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
室本 竜太 北海道大学, 大学院・薬学研究院, 助教 (30455597)
関根 勇一 北海道大学, 大学院・薬学研究院, 助教 (20396295)
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Keywords | サイトカイン / IL-6 / STAT3 / シグナル伝達 / 自己免疫疾患 / 癌 / 炎症 / 免疫 |
Research Abstract |
申請者らはすでにSTAT3結合蛋白としてSTAT3キナーゼ/ZIPKやSTAT3核内制御蛋白Daxx、STAT3核内貯留制御因子BART.を同定しており、本年度はこれらの蛋白に加え、新たに同定したSTAT3結合蛋白の機能解析を行った。特にこれら分子のSTAT3の活性化機構への関与をSTAT3のリン酸化、2量体化、核移行、核排出、DNA結合能、転写活性化等の種々のSTAT3活性化ステップにて検討し、相互作用の詳細な分子メカニズムを明らかにすることに重点を置き、以下の項目の研究を中心に進めた。 1. STAT3リン酸化酵素ZIPK結合蛋白の同定と機能解析 核内におけるSTAT3-ZIPK複合体の生理的意義を明らかにするため、ZIPKをベイトにした酵母two-hybrid法にて結合蛋白UbcH5を同定し、両者の相互作用を解析した 2. STAT3核内制御蛋白の機能解析 3. STAT3核移行因子の機能解析 STAT3の核以降に関与する新規STAT3核内貯留因子Y14を同定し、STAT3と特異的に結合すること、遺伝子ノックダウンによってSTAT3の核内貯留が抑制され、転写活性化が阻害されることを明らかにした。
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Research Products
(14 results)