2010 Fiscal Year Annual Research Report
プロテアーゼによるENaC細胞内局在制御メカニズムの解明
Project/Area Number |
20390060
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
丸中 良典 京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (00127036)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新里 直美 京都府立医科大学, 医学研究科, 准教授 (00237645)
中島 謙一 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (40398392)
楠崎 克之 京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (30177993)
芦原 英司 京都府立医科大学, 医学研究科, 講師 (70275197)
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Keywords | ENaC / アルデステン / 皮質集合管 / プロテアーゼ阻害剤 / 透浸圧 / トラッフィッキング / 高血圧 / ナトリウム輸送 |
Research Abstract |
アルドステロンが、管腔側膜結合型プロテアーゼ発現・活性を亢進させることにより、ENaCの管腔側膜上滞在時間を増大させることを明らかにした。 1) アルドステロンの投与の有無により、管腔側膜結合型プロテアーゼ(channel activating protease : CAP)の発現が影響を受けるか否かをウエスタンブロッティングにより検討した。さらに、アルドステロンの投与の有無により、管腔側膜分画のプロテアーゼ(CAP)活性が影響を受けるか否かを調べた。その結果、アルドステロン投与により、CAPの発現および活性とも、増大することが明らかとなった。 2) アルドステロン投与のENaCリサイクル効率に及ぼす影響を、ENaCユビキチン化レベルについても併せて検討したところ、ENaCリサイクル率は増大し、一方ENaCユビキチン化レベルは減少することが明となった。 3) アルドステロン以外にENaCの膜発現量を増やすと考えられるcAMP刺激(細胞内トラッフィッキングを介して)による系では、ENaCの管腔側膜上の発現量は増大したが、ENaCユビキチン化には影響はなく、ENaCリサイクル効率は増大さることが明らかとなった。
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Research Products
(18 results)
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[Journal Article] Peroxisome proliferation activation receptor alpha modulation of Ca^<2+>-regulatedexocytosis via arachidonic acid in guinea-pig antral mucous cells.2010
Author(s)
Sawabe Y, Shimamoto C, Sakai A, Kuwabara H, Saad AH, Nakano T, Takitani K, Tamai H, Mori H, Marunaka Y, Nakabari T
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Journal Title
Exp Physiol.
Volume: 95(8)
Pages: 858-868
Peer Reviewed
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