2009 Fiscal Year Annual Research Report
上皮間葉転換形質を示す肺癌における分子標的の同定とその診断・治療への展開
Project/Area Number |
20390103
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
仁木 利郎 Jichi Medical University, 医学部, 教授 (90198424)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松原 大祐 自治医科大学, 医学部, 助教 (80415554)
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Keywords | 肺癌 / 分子標的 |
Research Abstract |
1. 上皮間葉転換形質に関連したmicroRNAの同定:非小細胞肺癌40株から、E-cadherin-highとE-cadherin-lowのそれぞれの形質を示す細胞4株ずつについて、Agilent社のmicroRNAアレイにより解析し、E-cadherinの発現と相関あるいは逆相関するmicroRNAを7種同定した。このなかにはすでに報告されているmir-200familyのほか、まだ機能の明らかになっていないmicroRNAも含まれていた。この結果はApplied Biosystems社のmicroRNA expression assayを用いたreahime RT-PCRの系により、さらに非小細胞肺癌40株についてもあてはまることを確認した。 2. 化合物ライブラリーによるスクリーニング:上皮間葉転換形質を示す肺癌を含む非小細胞肺癌24株について、化合物ライブラリーによる分子標的治療薬のスクリーニングを開始した。現在までに、いくつか有望なlead compoundをみいだしている。 3. 機能解析実験の準備:非小細胞肺癌40株の増殖特性、3次元ゲル内培養での形態と浸潤性、分子標的薬剤に対する感受性、免疫不全マウスの皮下における造腫瘍性などの基本的な生物学的性状についてのデータ取得を行い、機能解析実験の準備状況を整えた。またsiRNAによるノックダウンの予備実験を行った。
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Research Products
(5 results)