2010 Fiscal Year Annual Research Report
Web2.0の技術を用いたオンライン症例検討・共有システムの開発と評価
Project/Area Number |
20390149
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
辰巳 治之 札幌医科大学, 医学部, 教授 (90171719)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木内 貴弘 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (10260481)
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Keywords | 症例検討会 / インターネット / 医師の生涯教育 / 地域医療貢献 / 医療情報ネットワーク |
Research Abstract |
この研究成果を盛り込んだシステムとしてUMINクリニカルカンファレンス(UCC)を稼働させている。これは、症例基本情報(性別、年齢等で、より個人を特定できるデータ、例えば、氏名、生年月日等は入力しない)、症例テキストデータ、症例画像データを各クリニカルカンファランス毎に保存・参照可能で、電子掲示板による症例のオンライン検討も可能となっている。ユーザが下記の設定をするだけで容易に使える。1.「クリニカルカンファランスシリーズの作成と管理」メニューから"クリニカルカンファランスシリーズを作成し、2.同メニュー作成したクリニカルカンファランスシリーズに"個別クリニカルカンファランス"を設置し、3.個別クリニカルカンファランスに"症例"をつける。そして、4.検討を行うデータ(文章ファイル,画像ファイル)をもとに電子掲示板での議論も可能である。また、オンラインで参加する人と会場に集まる人が一緒に検討できる。平成22年度は、研究計画に従いβ版の運用を行い、これにもとづいて再度システムの評価・改良をおこなって、システムを完成させた。本年度の主たる改良事項は、下記である。(1)患者情報画面の表示方式をフレーム内と外部の両方が選択できるように改造、(2)クリニカルカンファランス画面への、フリーテキストを入れられる「検討会概要」の追加、(3)名称を「クリニカルカンファランス」で統一し、「クリニカルカンファランス」と「クリニカルカンファランスシリーズ」の違いを明確化する。(4)画像アップロード時のサイズの調整、(5)RSS出力情報の追加、(6)画面遷移方式の変更これらのシステムを活用してもらうための仕組みづくりをすることにより、我々の研究がさらに評価されることとなると信じる。また、実運用上のシステムとの連携が可能になることにより、より汎用性が高くなので北海道南西部医療連携ネットワークとの連携を次に考えている。
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[Journal Article] 情報薬の考え方とその応用-戦略的防衛医療構想の基礎になるもの2011
Author(s)
辰巳治之, 新見隆彦, 太田秀造, 溝口照悟, 高橋正昇, 菊池真, 市川量一, 二宮孝文, 戸倉一, 穴水弘光, 木内貴弘, 田中博
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Journal Title
Proceedings of NORTH Internet Symposium 2011
Volume: 17
Pages: 167-178
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