2010 Fiscal Year Annual Research Report
癌組織内エックス線元素分析電顕像と赤外分光画像計測の病態検査応用
Project/Area Number |
20390165
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
三好 憲雄 福井大学, 医学部, 助教 (40209961)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今村 好章 福井大学, 医学部附属病院, 准教授 (40223341)
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Keywords | タンパク質2次構造成分 / 赤外分光がんマーカー / FT-IR顕微分光画像診断 / TNNI2関連蛋白 / α-ヘリックス構造成分比率 |
Research Abstract |
本研究の次年度の計画項目 (1) 電顕元素分析像とのJSTに受諾による機器開発事により開発したFT-IR画との対比:移植腫瘍実質にはDNA由来のリン(P)元素成分が多く存在していることが判明し、その部位に一致してタンパク質2次構造成分のα-ヘリックス構造成分が多く存在していることが明らかになった。他に癌部位にはNa,K,Sの元素が多い事もSEM-EDX元素分析で判明した。 (2) 生検の病理診断とFT-IR顕微分光迅速診断画像:術中生検試料である42例の肺癌の凍結切片のH.&E.染色像とFT-IR顕微分光画像の対比を行なった結果、H.&E.染色像でViableな癌領域とFT-IR顕微分光画像によるタンパク質2次構造であるα-ヘリックス成分が相関して多く存在していることが判明した。しかも、外科病理診断に応用するために、15分間以内で迅速計測・画像構築を実現した。サンプルの鮮度保持の重要性も明らかになった。 従って、FT-IR顕微分光によるがんの赤外分光マーカーとして相応しいものとしてTNNI2のGeneの存在を予測し、確実なステップに上り詰めて集大成に向かっている。
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Research Products
(12 results)
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[Presentation] Combination treatment of hyperthermia and PDT for experimental tumor model using gyrotron(107,203GHz).2010
Author(s)
Miyoshi, N.Ito, S., Ogawa, I., Idehare, T.
Organizer
IRMMW-THz, 2010,35th Int. Conference on Infrared, Millimeter and Terahertz wave
Place of Presentation
Roma, Italy
Year and Date
2010-10-25
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